いつも特定非営利活動法人 Green Days Japan(GDJ)の活動を温かく見守っていただき、心より感謝申し上げます。
前回の記事では、今年無事に迎えた「初収穫」の様子と、農地から届いた実りの風景をお届けしました。
今回は、こうして収穫されたお米がどこへ届き、どんな言葉につながっていったのか——。その先にあった、ある地権者さんとの出来事をご紹介します。
【本プロジェクト名称】
「中山間地域による地域連携循環農業の画期的な耕作放棄地再生プロジェクト」
耕作放棄地からのスタート|「あの状態」から始まった奥県守
奥県守の農地は、もともと長い間、耕作放棄地となっていた場所です。
すぐに田植えができる状態ではなく、まずはもう一度田んぼとして使える環境に戻す作業からのスタートでした。重機を入れて荒れた土地を整え、水と土台を蘇らせていきます。
そこから田植えを行い、日々の細やかな管理を重ねて稲を大切に育ててきました。そして今年、長い間止まっていたこの場所で、再び豊かな稲穂が実りをつけることとなったのです。
単に作業を行うだけでなく、「地域の大切な農地を次世代へ残す」という想いのもと進めてきた取り組みが、目に見える形になった感動的な瞬間でした。
その土地でできたお米を、地権者さんへ|「来年からもよろしく頼むよ」
長い間、耕作放棄地だった奥県守の農地。そこには、地権者さんにしか分からない、さまざまな思いや葛藤があったのだと思います。
本当はもう一度、田んぼとして使いたかったのかもしれない。でも、高齢化や後継者不足により、自分だけでは続けることが難しかったのかもしれない。誰かに引き継いでもらいたくても、なかなか担い手が見つからなかったのかもしれません。
そうした様々な事情から、草が伸び、荒れていく土地を静かに見守るしかなかった長い月日。
今回、奥県守で収穫されたお米は、土地を託してくださった地権者さんのもとへ届けられました。
そのお米を食べた地権者さんから、こんな言葉をいただきました。
「おいしかったよ!」
「あの状態からよくできたなぁ!大変やったやろ💦」
「来年からもよろしく頼むよ。」
この言葉を聞いたとき、Green Days Japanにとって最も嬉しかったのは、ただ「おいしかった」と言っていただけたことだけではありません。
荒れてしまっていた土地が、もう一度命を吹き込まれて田んぼになったこと。そこで実ったお米を、土地の歴史を見守ってきた地権者さんに味わっていただけたこと。そして何より、「来年からも」という未来に向けた信頼の言葉をいただけたことです。
持続可能な農業の形を追求して|理念を胸に、地域とともに未来へ
耕作放棄地を再び農地として使える状態に戻すこと。一回きりで終わらせず、継続して農業を営んでいくこと。
奥県守での一年は、私たちが掲げる「地域の農地を守り、未来へ紡ぐ」という理念が、確かな形となった大切な節目となりました。
地権者さんからいただいた「来年からもよろしく頼むよ」という温かい言葉を胸に、Green Days Japanはこれからも地域の方々と手を取り合い、持続可能な農業の形を追求してまいります!
背景と目的
日本の農業は、生産者の高齢化や後継者不足により、耕作放棄地が急速に拡大するという深刻な課題に直面しています。一方で、プロアスリートは引退時期が早く、20代で現役を退くケースも少なくありません。
本プロジェクトは、これら「農業の担い手不足」と「アスリートのセカンドキャリア」という2つの社会課題を掛け合わせ、解決を目指す循環型モデルです。
農地管理のご相談、次世代スマート農業アライアンス、または企業参画型サステナブルライスパートナーシップに関するお問い合わせは随時受け付けております。どうぞお気軽にご連絡ください。
【特定非営利活動法人Green Days Japan 事務局】 0795-20-0066