一面の銀世界となった中県守の圃場

いつもGreen Days Japanの活動を温かく見守っていただき、心より感謝申し上げます。

前回の記事では、中県守(なかあがたもり)の圃場において、若きアスリート魂を燃やして手強い枯れ草の刈り取りをスタートした様子をお届けいたしました。
そこからさらに作業を推し進めようと、メンバー一同気合を入れ直した矢先の2026年1月22日、丹波篠山の地は驚きの白銀の世界へと姿を変えました。

【本プロジェクト名称】
「中山間地域による地域連携循環農業の画期的な耕作放棄地再生プロジェクト」

想定外の雪。それでも4駆を走らせ圃場を守る、上元と前田の見回り

朝起きると、目に入ってきたのは辺り一面真っ白な景色。丹波篠山というと「寒くて雪深い豪雪地帯」という印象を持たれている方も少なくありませんが、実際のところは、近年は地球温暖化の影響もあり、年に1回雪が積もるか積もらないか程度です。案外雪は降らないものだな、と感じていた矢先の、見事な大雪となりました。

この予期せぬ積雪に、作業は一時ストップせざるを得ませんでしたが、私たちの「農地を守る」という使命に休みはありません。雪の重みによるインフラの被害や圃場の状態をいち早く把握するため、事業運営・コミュニティ統括の上本理事と、地域連携担当の前田理事がすぐさま4駆の軽トラックに乗り込み、集落の見回りと圃場の状況確認へと走ってくれました。

雪に覆われたトラクターと農地

現地に到着すると、昨日まで泥にまみれて力強く動いていたトラクターや圃場が、すっぽりと白い雪に包まれていました。音の消えた静寂の農地に広がる冬の美しさに、見回りをしていた二人からも「こういう雪景色も、また日本の農村らしくて風情があっていいものだな」と、改めて心が洗われるような言葉がこぼれました。

田んぼは田んぼらしく。昔ながらの美しい「Japan is Back」を実現するために

しかし、この美しい景色を眺めながら、私たちは一つの重要な事実に気付かされました。
もしこの場所が、背丈を超える雑草や木々が生い茂ったままの「耕作放棄地」のままであったなら、このように美しく平らな、見事な銀世界の絨毯にはならなかったということです。草木に遮られ、ボコボコとした荒れ地として雪に埋もれてしまっていたはずです。

地権者様や集落の皆様が大切に維持し、そして私たちが再び手を入れて守り始めたからこそ、自然はこれほど見事な美しさとなって私たちに微笑み返してくれます。やはり「田んぼは、田んぼらしくあること」が一番美しいのです。

私たちが掲げるのは、ただ効率的にお米を生産することだけではありません。かつての日本人が命を繋ぎ、その営みの中で育んできた「誰もが美しいと感動できる原風景」を取り戻すことです。これぞまさに、私たちの目指す「Japan is Back(古き良き日本の再生)」。この雪景色を眺めながら、その決意をさらに強固なものにいたしました。


背景と目的

日本の農業は、生産者の高齢化や後継者不足により、耕作放棄地が急速に拡大するという深刻な課題に直面しています。一方で、プロアスリートは引退時期が早く、20代で現役を退くケースも少なくありません。

本プロジェクトは、これら「農業の担い手不足」「アスリートのセカンドキャリア」という2つの社会課題を掛け合わせ、解決を目指す循環型モデルです。


雪が溶ければ、また泥臭く力強い再生作業が再開されます。冬の厳しい寒さを越えて、春には青々とした苗が並び、秋には黄金色の稲穂が頭を垂れる。その一連の美しい四季のストーリーを、私たちはこの県守の地から全国へと発信してまいります。これからもGreen Days Japanの妥協なき挑戦への応援を、どうぞよろしくお願いいたします!

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