
いつもGreen Days Japanの活動を温かく見守っていただき、心より感謝申し上げます。
2026年4月16日、私たちは主要拠点である丹波篠山市の「口県守(くちあがたもり)」地区にある435-1圃場にて、本格的な作付けに向けた非常にハードな開墾作業を行いました。
前日に生産チームの上本から社内チャットで通知された「必要物」のリストには、草刈機だけでなく、チェンソー、畔波板(あぜなみいた)、パイプ、足場板といった文字がずらり。「私たちは本当にこれから田んぼを始めるんだよね?」と一瞬思ってしまうような、まるで土木現場さながらの準備を整え、意気揚々と現場へ向かいました。しかし、そこで私たちを待ち受けていたのは、想像を超える大変な景色でした。
【本プロジェクト名称】
「中山間地域による地域連携循環農業の画期的な耕作放棄地再生プロジェクト」
「手ごわい自然を相手に」――石田、徳永、前田、そして上本。我々が誇る生産チームの結束
長年放置され、手ごわい大自然に飲み込まれてしまっていた口県守の圃場。生い茂る木々の伐採、無数に転がる石拾い、そして崩れた水路を整える止水作業など、やるべきことは山積みです。
この過酷な現場で、真っ先に先頭に立って実作業を開始してくれたのが、当法人の理事であり若手次世代型農家の徳永璃空(リク)です。まだこうした本格的な開墾作業を経験したことがないリクですが、現場の絶対的責任者である最高技術者・石田浩一の指導を受けながら、必死に、そして大粒の汗を流して泥まみれになって作業をこなしてくれました。
現場を主役として率いる責任者の石田、実作業をタフに支える若手サポートの徳永、そしていつも現場のインフラや重機作業で力強く下支えをしてくれている前田智章。この3人が現場でガッチリとスクラムを組むことで、荒れ果てていた景色が今、劇的に生まれ変わろうとしています。
さらに、この職人たちが最高のパフォーマンスを発揮できるよう、事前の現場確認や必要物の手配、全体の段取り役として日々東奔西走し、チームを動かしてくれているのが上本浩之です。この4人の強力なシナジーこそが、Green Days Japanがどこよりも誇る「生産チーム」の形です。
増え出した地域の「ギャラリー」と温かい差し入れ。私たちが大切にしたい絆
私たちの本気の姿、そして何より地域に久しぶりに「若い担い手」がやってきて汗を流している様子を見て、地権者様や近隣の皆様が一人、また一人と現場に足を運んでくださるようになりました。今では作業中に温かい“ギャラリー(見学者)”が増え出すという、嬉しい風潮が生まれ始めています。
「本当にご苦労様」「ここがまた田んぼになるなんて嬉しい、頑張ってね」と、作業中にはたくさんの温かい言葉や美味しい差し入れまでいただき、スタッフ一同、冷えた体にその優しさが深く染み渡りました。
スマート効率化の時代だからこそ、「人に助けていただく」という価値
昨今の日本の農業ブランディングや開発においては、「いかに人を介在させないか」「いかにスマートに効率化するか」という点ばかりが強調されがちです。しかし、私たちは全く逆のアプローチを大切にしています。
- お互いに助け合う「結い(ゆい)」の精神: 人口が減り、担い手が不足している現代だからこそ、私たちはあえて「地域の皆様の善意の力」を積極的にお借りし、人と人とのリアルな繋がりを何よりも重視して農業を繰り広げています。
- 大先輩たちとの「共創(きょうそう)」: 今なお地域で元気に活動されている年配の大先輩方の知恵やお力をしっかりとお借りしながら、ともに大地の未来を作る。これこそが、厳しい現代の農業を生き抜くために最も必要な結束力だと信じています。
- お米が紡ぐ、村がまとまっていた世界観: かつて日本の農村では、お米作りという一大コンテンツを中心に、村全体が一つに固くまとまって生きていました。私たちは、その温かくて力強い昔ながらの世界観を、この丹波篠山の地で現代に蘇らせたいのです。
春の息吹とともに、口県守の景色も、そして地域の方々との心の距離も、劇的に変わり始めています。どれほど手ごわい自然が相手でも、応援してくださる地域の皆様の笑顔と、信頼できる4人の誇り高き生産チームがいれば私たちはどこまでも突き進めます。
背景と目的
日本の農業は、生産者の高齢化や後継者不足により、耕作放棄地が急速に拡大するという深刻な課題に直面しています。一方で、プロアスリートは引退時期が早く、20代で現役を退くケースも少なくありません。
本プロジェクトは、これら「農業の担い手不足」と「アスリートのセカンドキャリア」という2つの社会課題を掛け合わせ、解決を目指す循環型モデルです。
ただ農地を管理するだけでなく、人と人の繋がりを紡ぎ直し、お米を通じて地域全体が幸せになれる未来へ。Green Days Japanは、これからも一切の妥協なく、地域とともに一歩ずつ大地を耕し続けます。今後の進捗もぜひ楽しみにお待ちください!
【お問い合わせ】 0795-20-0066