
いつもGreen Days Japanの活動を温かく見守っていただき、心より感謝申し上げます。
2026年3月24日、私たちは活動において非常に大きくて記念すべき節目を迎えました。Green Days Japanにとって「初めての新車トラクター」が無事に納車されました!この日を迎えるにあたり、無理なスケジュール調整を含め、多大なるご協力をいただいた関係者の皆様に心より御礼申し上げます。
【本プロジェクト名称】
「中山間地域による地域連携循環農業の画期的な耕作放棄地再生プロジェクト」
地球のバイオリズムに逆らわない――「旧暦栽培方式」へのこだわり
私たちが納車日にこれほどこだわり、暦の上でも最高の日を設定させていただいたのには、大切な理由があります。
Green Days Japanでは、月の満ち欠け(旧暦栽培方式)や昔ながらの「いわれ暦」を深く大事にしながら、作物に逆らわずに育てていくという生産方針を徹底しています。人間の都合やタイミングに機械的に合わせるのではなく、地球や植物、大自然が本来求めているタイミングを見極め、寄り添いながら育苗や作付けを行っています。今回の納車も、自然のバイオリズムと同調する最高のスタートを切るための大切なこだわりでした。
実績ゼロからの挑戦。クボタクレジットへのプレゼンと、補助金に頼らないスピード感
新しく立ち上がったばかりの1年生である私たちにとって、初年度の資金調達は想像以上に大変なものでした。実績がないため、通常の銀行融資の審査にはなかなか通らず、大きな壁にぶつかりました。
そこで私たちは、クボタクレジット様に対して自分たちの事業計画や未来のビジョンを実直に説明するプレゼンテーションを実施いたしました。私たちの熱意と地域貢献への真摯な姿勢を受け止めていただいた結果、なんとかこの規模のリース契約を結ぶことができました。実績のない私たちに対して、どこよりも協力的に動いてくださったクボタ様へのご恩は決して忘れません。
また、新規就農者向けの補助金なども徹底的に調べましたが、私たちが目指すダイナミックな事業規模に該当するものがなかったり、今すぐ目の前の農地を再生させていくという現場のスピード感に合わなかったため、今回は補助金を一切使用せず、実費(自社資金)で購入するという覚悟の決断をいたしました。これに伴い、トラクターをはじめ、コンバイン、草刈機、各種アタッチメントなど、初年度に必要となるすべての機械の発注を完了し、今後も随時納品される予定です。
複数メーカー導入によるリスクヘッジと、技術者たちの感動の試乗
私たちの記念すべき1代目のトラクターはヤンマー製(近畿環境サービス様からのご好意による譲渡)でしたが、今回はクボタ製の機械を導入いたしました。あえて異なるメーカーの機械を所有することは、私たちの重要なリスクヘッジ(危機管理)戦略の一環です。
奇しくも最近、農機具メーカーの1社が国内市場から撤退するという出来事があり、一つのメーカーだけに依存せず分散しておくことの重要性を改めて痛感させられました。今後も事業の継続を最優先に考え、柔軟な体制を整えてまいります。
▲ 納車当日、新車トラクターの試乗と講習を行う様子(動画)
納車後、まずは最高技術者の石田をはじめ、徳永、上本、前田のメンバー全員で試乗と体験を行いました。やはり最新の新車だけあって、そのパワフルさと操作性の高さに全員が深く感動いたしました。この新しい力があれば、よりパワフルに耕作放棄地の開墾や追加圃場の整備を進めていけると確信しています。
「小さな変化に気づく」生産チームの意識統一と、集落へ届ける私たちの本気
納車当日、現場にいた徳永璃空(リク)理事から、社内チャットへ「無事納車しました!講習中です」と嬉しい報告が入りました。それを受け、私たちはただ新しい機械に喜ぶだけでなく、これらを長く大切に扱うための「メンテナンスルール」をその場ですぐに決定し、社内の意識統一を図りました。
Green Days Japan 農機メンテナンス・誓いのルール
- 作業終わりの徹底清掃: 毎回、作業が終了した段階で必ず機械の汚れを隅々まで落とし、常に美しい状態を保ちます。
- 都度の基本点検: 空気圧のチェックや、必要箇所へのオイル差しは、作業終わりに都度その場で確認・実施します。
- 春の定期総合メンテナンス: 年に1回、春のシーズン前に徹底的な総合メンテナンス期間を設けます。
- 小さな異変の早期対処: 洗車や清掃、日々の点検を通じて「いつもと少し音が違う」「わずかにオイルが滲んでいる」といった小さな変化に全員が気づけるよう意識を尖らせ、大きな事故や故障になる前に確実に対処します。
これほどの高価な機械を自社で揃えたのは、決して自慢をしたいからではありません。私たちがどれほど本気でこの農村の未来に向き合っているか、口先だけでなく、自らの覚悟と投資によって集落の皆様にそれを示し、心から安心していただきたいと切に願っているからです。道具へのリスペクトを常に忘れず、機械による経費を最小限に抑えながら、大切に、大切に使いこなしてまいります。
早速の大活躍!3月27日、各集落での散布・耕転作業が完了
新しい力が加わった生産チームの動きは迅速です。納車からわずか数日後の3月26日、翌日の作業に向けた綿密なミーティングを実施。上本、石田、前田らが連携し、早朝から奥県守地区へと機械を運搬し、散布および未耕起圃場の耕転作業に取り掛かりました。
そして3月27日、生産チームより「昨日、今日で口県守、奥県守、垂水、向井の散布と耕転作業は無事にすべて完了しました!」との力強い報告が上がりました。新しい相棒のパワフルな機動力のおかげで、複数の集落にまたがる広大な農地が見事なスピードで綺麗に整えられています。
背景と目的
日本の農業は、生産者の高齢化や後継者不足により、耕作放棄地が急速に拡大するという深刻な課題に直面しています。一方で、プロアスリートは引退時期が早く、20代で現役を退くケースも少なくありません。
本プロジェクトは、これら「農業の担い手不足」と「アスリートのセカンドキャリア」という2つの社会課題を掛け合わせ、解決を目指す循環型モデルです。
海のものとも山のものともわからなかった1年目の私たちの本気が、新しいトラクターのエンジン音とともに、丹波篠山の集落の皆様へと確実に伝わり始めています。地権者様の大切な土地をお守りし、地球の恵みに感謝しながら、Green Days Japanはこれからも一切の妥協なく走り続けます。これからの挑戦も、ぜひ温かく見守っていただければ幸いです!
【お問い合わせ】 0795-20-0066